2011年晩夏の命懸け北海道バイク野宿の旅が人生観を変える。

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こんにちは!

モータースポーツ大好きSHOWです!

 

6年前の東日本大震災があった2011年。

 

その震災から半年後の9月のシルバーウィークに俺は
北海道一周の旅を全日程野宿で敢行することにした。

 

まだまだ震災やら福島原発やらでのほとぼりが冷めない時期。

 

全国各地で震度4やら5の余震が次々と起こり、
北海道沖でもちょいちょい震度5弱強とかの余震があった頃だ。

 

東京の住まいから大型バイクである愛機・KAWASAKI GPZ1100に寝袋とバスタオルと下着、靴下と数枚の着替えだけをエナメルバッグに詰め込んでシルバーウィーク早々出発。

 

事前に予約しておいた茨城県の大洗港から夕方出港する
太平洋フェリー『さんふらわあ』に乗る為に、首都高を駆け抜け、
常磐道で大洗を目指した。

 

9月の下旬となると夕方にはバイクの走行風ですら若干身体が冷えてくる。

 

東京多摩地区から約2時間半程で到着して、時間に余裕を持って、
愛機と共にフェリーに乗り込む。

 

この大洗港から北海道の苫小牧港まで乗船時間は19時間。
ほぼ1日丸々船の中で船旅という訳だ。

 

気分はもはやRPGゲームの主人公さながらである。

さぁ、冒険の始まりだ。

 






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北海道を野宿で過ごすのは命懸け?!

 

愛機・GPZ1100は名前の通り1100ccのエンジンを搭載したリッターマシンであり、
軽自動車に積んでるエンジンより単純にデカい。

 

長距離走行でも抜群の安定感と直進性、快適なツーリングを楽しめる
フルカウルという風防がついたツアラーバイクだ。

 

購入からもうすぐ2年というタイミングで既に30000km程走っていたので、
タイヤもツルツルになってきており、雨に濡れた路面ではブレーキ性能が劣る。

 

特に後輪タイヤの減り具合は躊躇で、センターの溝はほぼない状態だった。

 

翌年に結婚する事も決めていたので、一度バイクライフはオサラバするつもりで、
車検と同時に手放す予定の為、ラストランとして北海道をその舞台に選んだ訳だ。

 

なので、タイヤの溝がなくなっていようと今更タイヤ交換するのも勿体無いなぁ〜
という事でちょっと死ねるかもだけどこのまま行ってみよーという
23歳のノリで北海道へ突撃した。

 

さて、超絶快適な太平洋フェリーのラウンジで初日の夜を過ごす。
北海道へ行くルートは様々あるが、やはり滅多に乗らないフェリーで1日
ゆったり海の上で過ごしたいという願望があったが、
真夏のハイシーズンは大人1名とバイク1台で片道10万円程する。

 

それがシルバーウィークになる瞬間から半値になるので、
敢えて盆休みを移動して、シルバーウィークの1週間を丸々
この北海道ツーリングに捧げた。

 






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『さんふらわあ』は極上の乗り心地の贅沢タイム。

 

太平洋フェリーでは快適な大浴場もついているし、大広間で雑魚寝する事もできるが、
俺はラウンジの超リラックスできる快適なチェアに寝そべって読書をしながら
ヘッドフォンで音楽を聴いて、適当に眠くなったら寝て、太陽が昇る頃に起き、
甲板に出て360度水平線が広がる大海原を眺めた。

 

そして、大浴場の湯船からのその景色を一望でき、とてつもない開放感と共に、
この船がここで沈没とかしたらまぁ助からんなという思いと、そーゆー時は
映画『海猿』のようなカッコイイ奴らが助けに来てくれんだよね?
という雑な安心感を胸に秘めて船旅を楽しんだ。

 

そうして、あっという間に19時間は過ぎていき、
正午過ぎには北海道の大地が見えるようになってくる。

 

そのまま徐々に近づいてくる苫小牧港。天候は晴れ!
素晴らしい。北海道上陸の日の天気としては最高だ。
間違いない。天は俺の味方をしている?!

 

この大地を駆け抜けて生きて帰ってこれるかは実力と運次第。
帰りのフェリーの便は決まっている、予定通りにこなせなければ乗り遅れてしまう。

 

かなり強硬の北海道一周なので、じっくり観光はしていられない。

 

兎に角、ほぼ24時間この愛機にまたがり続けて1週間走り続ける覚悟でなければ
スケジュール的に間に合わないという怒涛の日程を組んできた!

 

北海道に来たら食事は寿司系のみというノルマも自身に課してきたので、
寿司など魚介以外は食さない事を心に決め、いざフェリーからバイクと共に出発ッ!

 






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