地方(田舎)と中央(都会)について Vol.3

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突然だが俺は、毎年10月〜12月が好きだ。

こんばんは。

寒空の下、MacBook Airに向かってこの投稿をする。

なぜ10月、11月、12月が好きなのか。

それはこの秋冬と年末に向かっていく哀愁が好きだからだ。

なんとなく切ない雰囲気。さらに冬ソングがしっくりくる気候。

とてもワクワクするというか毎日が楽しい気分になる。特にクリスマスまでは。

クリスマスが終わるとちょっと新年ムードに引っ張られるんでワクワクも半減するのだが。

この感情は中学1年生の冬、そう2000年10月〜12月の頃に家出した時に、
好きな女子と一緒に色々と学級委員業務をやったり、そのコと血を血で洗う大喧嘩をしたりとワクワクドキドキ、好きだの嫌いだの喜怒哀楽の色々な感情が入り乱れた時期だった。オォー青春ッ!!

で、そんな事で前回の続き。

さぁて、葛尾村長選挙立候補者説明会に参加したのだが、なんと立候補者本人は私しかいなかった。

確かにそれ以前から誰が次の村長やるんだ?という雰囲気で、誰もやらない空気感だったが、まさか本当にそんな事があるとは。

で、まさかのただの立候補者説明会で様々な報道メディアの記者の方々が集まっており、取材対象が私しかいなかったのもあり、半ば役場内の説明会会場にてそのまま記者会見チックになる。

もちろん、こちらもやるからにはガチでやる気で、停滞したこの過疎自治体を変える手段の一つとして、強いリーダーシップや決断力、牽引力、求心力を持つ首長をやろうと取材に応じた。

そんなんで、写真を撮ったり色々終えて、役場を後にした矢先に色々と電話がかかってくるではないか。

早速、不意を突かれた事で困惑か、怒る役場担当者。

なぜ?ダメなの?選挙って25歳以上だったらどこの自治体でも出馬できるよね?

そもそも誰もやらないからおかしいのであって、他に候補者がいれば通常『選挙』になるのだから選べばいいだけではと。

おーおー早速、やめろだの、なんで出るんだだの、色々と連絡が入る。

なんだ、こりゃ。地方ってのは前に出て戦おうとする切込隊長に後ろから撃つような事するのか。足の引っ張り合いというやつ??

そうしていると、今度は郡山の方の知人からもメッセが来たりする。

これが面白い。全く関係ない自治体に住む人が他の自治体に出馬する若者に対して説教を垂れようとする。しかも親父ほどの年齢のイイ大人が。

やはり暗黙のルールというものがあるのかもしれないが、誰の為のルールか。

それを守る事が民にとって良い事なのか。そう俯瞰して考えると答えは否。

やはり矢面に立つ人間がいないのは民にとっては不幸な事。

それが中の人であろうと外の人であろうと導く者、ビジョンを示す者がいない、リーダー不在というのはこのような被災地の環境においても、過疎化する限界集落としても残念極まりない事だと傲りを承知で敢えて言おう。

という訳で、立候補者説明会の夕方に別の県関係団体の所長さんからも連絡を受け、役場の事務次官的存在と一度密会して事の経緯を説明することになり、急遽その事務次官的人と役場の外で会って、行動理由と考えを説明。

役場の人間としては政治家色を出した候補者と個別に会っている事を知られては困るという事で場所は三春町。

そんな事で、初日から色々と予定外、予想外の動きをする事になったのである。

 

これからが面白くなります。選挙一つでここまで村役場の対応が変わる。

面白いのは村民は通常営業という事。役場という存在は復興を遅らせる存在か。

村民の目という言葉を巧みに使って、新しい事をやらせない、今までの流れを崩させないという負の力が働いている。このままでは震災がなくとも、遅かれ早かれ滅びる。これは公開されている財政状況を見ても一目瞭然。

今まで何もしてこなかったツケが震災前に来ていた。そこに震災が起きる。

今では復興のお金が回り、通常時の6倍程の年間予算を動かしているので、そりゃあ忙しくなるわ。でも、忙しいならやり方はある。
1の力を10にするようにレバレッジをかければいいだけ。いつまでも1の力を1のままやっていたら、3年で出来る事も30年かかってしまう。それがわからないのなら、強引にでも見せるしかない。

 

地方自治体の特に古い考えで固まったエリアでは、ゲリラ作戦が有効。

真正面からやってても何も始まらない。とりあえずガツンと衝撃を与えるように実行して、やってみせる。ここからだと確信した。

この続きはまた次回ッ!

それではまた会いましょう!
シーユーアゲイン!!

 

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