地方(田舎)と中央(都会)について Vol.2

更新日:

こんばんは!

SHOWです!今日は久しぶりにシリアルを食しました!

20歳前後の頃、一時期ハマって毎日のようにシスコーンというコーンフレークを食べていたので、飽きてしまっていたのですが、忙しい昼間なんかは牛乳をかけるだけでサクッと手軽に栄養補給ができるので久々にチョイス!!

うむ!やはりいいな!シリアルは!
シスコーンという名前だけに『シスターコンプレックス』っぽいなぁ〜なぜこんなネーミングなのだろうと、いつも脳裏に浮かびながら食していましたね!

と話は戻りまして、前々回の更新時に始まった若き頃の想い出の一部の語りの続きをする今回。
それではどうぞ。



〜おさらい〜

好意を抱く女子と一緒に初めての学級委員、通称自治委員をやってからというもの、リーダーシップを張って物事を円滑に進める調整役や最前線で決断する面白さを知ってからは、これが俺の好きな動きだ!とばかりにその後の中学、高校生時代は生徒会本部役員や文化祭実行委員などを強欲に就いて、企画して運営する事が醍醐味となった。

これは中学時代に始めた部活動のバレーボールで足腰を壊した事から時間に余裕ができたのと、帰宅部ではやる事がない。あってもテレビやゲーム三昧になる事。

勉強は嫌いだが学校に遅くまで残って誰かと何かしている事が好きだったのもあり、これらの要素がうまく調和して、当時の生き甲斐的はまさに恋愛とこれらの仕事的な役割を全うする事であると実感していた。

そんな事で中学1年生の時に目覚めてから16年経過した2016年10月に動き出した『コト』に繋がってくるというところが前回まで。

さて、この今年の10月というのは何か。
丁度、福島県にIターン移住してから半年が経過する頃の9月、福島県には葛尾村という人口1500人程度の小さな限界集落、過疎自治体がある。

初夏から私の運営するアルストロメリアでは、この葛尾村に『移住者マッチングの提案営業』をかけており、その中で情報発信の重要性、移住者のニーズに対して受け入れ態勢の構築などを役場担当者に訴えていた。

地方は首都圏と違って、地域の人々の繋がりが深い。



深いとはどうゆうことか。隣の人の家族構成から、名前や職業、どこで何をやっているか。過去にどんな悪さをしたか。親戚はどんな人だ。という細かい事まで知られている関係が近所から村全体に共有されているようなイメージだ。

首都圏ではまずこれは考えられない事だろうが、これが田舎文化、村社会という奴である。

これこそが地方の醍醐味であり、良いところでもあり、お金による経済でなく、信頼で築かれるセーフティネットだったりするのだが、時にはそれが弊害になる。

それは周りの目が気になり過ぎて出しゃばれない。
周りの空気を読まないで勝手なことをするとこの地で生きていけなくなる。
潰される。噂される。家族までに影響が出る。そう、これが村八分というやつですね。

その為に、無言の空気を読む。本当の事は面と向かって言わない。相手の考えを空気で汲み取る。といった村社会ならではのスキルが必要となる。

ただ、これにより革新的なコトは受け入れられず、年長者が全てを決める。もちろん、首長や議員などの世界はより混沌としており、若手が勝手に手を挙げるなどは言語道断という雰囲気、プレッシャーを出す。



それにより、元気のある若手も表に出るコトなく、くすぶっており、自分がその年齢に達する時まで爪を研いで待っているようだ。

そんな狭い世界で、さらに原発被災地という特殊な事情もあり、村民は東日本大震災からの5年間避難生活を余儀なくされる。

今年の6月にようやく避難指示解除という村に戻って良いという状態になっても、インフラがないので戻れないという環境。

そんな矢先からこの村に関わる事になったのだが、牛歩ペース。

まぁ、地元の村役場の方からすると通常営業という事なのかもしれないが、一般職でなく、管理職があまり連携が取れておらず、一番の問題は誰も腹をくくらない。

本当にこのカオスな状況から脱するには、新しい取り組みや周りの企業や大学、個人と連携して一気に短期間で復興させなければならないはずだが、チャレンジしない。

周りの目があるからと自分の身の事しか気にしておらず、俯瞰して故郷の為に動くという覚悟がまるでない人が多いようだ。



行政の役割は住民に対して行政サービスを提供して、安心して暮らせる環境を構築、維持する事。

それが一向に実現する気がしない程に進捗しない。
さらには聞けば、年末にかけて村長選挙があるという事で夏前から、何かを決める事はしないと断言する始末。その時点でおよそ半年間、政策が止まるのと道義。

この緊急事態の中で何を言っているのだろうか。やる気がないのだろうか。

かたや、一村民レベルでコミュニケーションをとって話をしてみると『役場は何もしない。』『優秀な人がいない。任せていたら廃村になってしまう』などダークネスで、希望のない話が出てくる。

ある意味ではこれ以上、下に落ちる事はない状況の中で、少しでも前向きなコトはどんどんやるべき時。今やらずしていつやるのか。



こんなに終焉に向かってる絶望的な自治体があるとは。と驚いた。ただそこに縁あって関わったからには私にできるコト。

むしろ地元の人がやりたくてもできないコトをやって、空気と雰囲気を変えてみるか。と考え、色々と企画して動いていく中で、元村長が次の選挙には出馬しないというニュースが飛び込んできた。

また、地域では候補予定者もおらず、誰が村長というババを引くのかという、空気感が漂う。普通、現職議員とかが村長ポストを狙ってもいいような気がするが、そんな野心ややる気、この地域を救う為に一肌脱ごうという覚悟あるオトナがいないコトに残念だなぁと思った。

なので、みんな思っているのに動かない。そこで俺がやろう。特にノーリスク。逆に若手の28歳で首長選出馬となれば、この無名の自治体の名が少しは売れるだろう。

さらにこの村で今後動こうという男の顔を世間に少しでも知っておいてもらった方が、こちらも動きやすい。

というコトで、9月16日の朝、葛尾村役場で開かれた村長選挙立候補者説明会に飛び入り参加してみた。

すると驚きの流れに!ここからが面白い!笑
エンタメ移住とはこうゆうモノだ!
(シャイニング・フィンガーとはこうゆうモノだ!的な)



やりたいコトをやる。人生はいつ終わるかわからないのだから。福島県や東北では東日本大震災により、ある日突然死んでしまった人が多くいる。
それを考えれば何を恐れる。明日があると思うな。今を全力で生きるだけ。
犯罪でも悪いことでもないのであれば多少の犠牲や反対意見は止むを得ない。
それにより全体で利がある方を選択しなければならない。

少しばかり長くなってしまったので、また次回!!

  • B!