当事者間で話が進まない時は喜んで裁判所を使おう!
無視と言っても、ただハガキや封筒で届く督促状に書かれている事に対応しなかったり、登録してある電話番号への電話に対して一切受話しないなど、ただただ放置しておくだけです。
これにより、債権者は法的処置を選択するしか方法がなくなってきますので、こちらとしてはちゃんと裁判所という第三者機関の目がある所でお話しましょう。という思惑に乗ってきてくれるんですね。
折角、このような状況になっているのですから楽しまなきゃ損です。
如何にして多くの経験を積めるか、楽しく体験できるか、そしてこのノウハウや出来事を共有知として、このレベルの出来事で参ってしまっている人に対して対処や対策について知ってもらえれば私が費やす時間は無駄にはならないと考えネタとして提供します。
法廷の場は実に公正な場であり証人がいる素敵な場。
さて、約半年間に渡る徹底的に無視を貫き通す事で、裁判に至る訳ですが、法廷の場ではどんな具合になのか?
法廷にいるのは裁判長と被告人である私と債権者側の代理人です。
そう、代理人なんですよ。当事者が来ないのです。特に地方だといちいち対応するのが面倒臭いのでしょう。
裁判が始まってすぐに別室で代理人と話をして、実際にどのような計画で返済をして行くかの話をするのですが、私はもちろん決まったキーワードをお伝えします。
『返済する気は満々です。しかし、今は手持ちがありません。そこでお気持ちだけは毎月お返ししたい。月500円の返済なら食費を削ればなんとか捻出できそうです。これで手を打ちませんか?』と。
年間で6000円の返済です。
この話を代理人は債権者の返済担当にその場で連絡をして、条件について打診してくれます。
しかし、返済担当としてはそれは吞めないとお決まりトークになります。
その債権者の会社では最低ラインで月5000円の返済でないと受け付けられないようです。(ちなみに楽天カードは3000円が最低ラインでした。)
さて、これでは交渉決裂ですね。
という事で債権者との話は終わり、第三者である裁判官に公平な立場で判決を下してもらいましょう!とステップが進みます。
東京ではよくある事例。地方では珍しい事例。
またまた法廷に戻り、裁判長とハートフルなトークをしてみる。
なかなか私のケースは、私の年齢的にも、債権者の数も、飛ばそうとしている金額も、このような金融事故系でも、地方では珍しく炎上させてる案件らしく、裁判長もちょっと気を遣ってくれている。
この後にも多くの債権者がそれぞれ訴訟を起こしてくるであろう事から、
また裁判長とも会うと思うから今後もよろしく的な感じで、
現状債権者の言い分に間違いはないので、判決をしてもらって良いですよと伝える。
そして後日、裁判所から判決文の描かれた書類が届く。
まぁ、淡々と事務的に進んでいくし、世間的にはよくある話であまり表立って公表されないので珍しく感じるだろうが、毎日毎日くだらない裁判が全国の裁判所では行われているのだなと思った次第。
地方の裁判官は比較的優しい?アットーホーム感漂う法廷。
ここでまず言いたい事は、よく『法的処置』とか『訴える』とか脅し文句のように使われる場合があるが、むしろ実際に訴訟を起こされるまではビビる必要はない。
いや、訴訟を起こされ"ても"ビビる必要はない。
要はなぜ怖れるのか?
それを念頭に置かねば、無意味な不安に苛まれるだろう。
その不安は時間の無駄です。人生の時間は有限ですよ。楽しみましょう。
怖れの理由は経験がないから。そして、世間一般的には非日常的であり、
経験者も少ない中で妄想や噂の類でヤバいものと伝え過ぎているから。
債権者からこのまま放置すると法的処置に行くよ?だから早く払ってね。
という連絡が来たりする事は常套句なので、いちいち敏感に反応してはいけない。
むしろ、電話口などで『毎月500円の返済計画で頼むよ』と言ったところでラチが開かないので、話をする時間が無駄である。これは大した経験にも、ネタにもならない。
折角訴えてやるぞと言われているのだから、日常生活でそんな事滅多にお目にかかれない。
『是非ともよっしゃ!キタキターッ!ここから第二ラウンド!』という気持ちで訴状を待とう!
まるで任天堂『スーパーマリオブラザーズ』で一つ一つのステージを駆け抜けてクリアーしていくような未知の楽しさがある。