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そばアレルギーで死にそうになってから10年。ボーナスステージの現在。

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みなさん、こんばんは。

夏の終わりをしみじみ感じながら飲む点滴『甘酒』を堪能しているSHOWです!

さてさて、2017年8月と言えば、僕が19歳の2007年8月『日本蕎麦』
仕事の合間の昼食時に食べて死にそうになってから丁度、10周年なんですね。

そうです。
SHOWは典型的な『そばアレルギー』だったのです!!!
(奥さまは魔女風なナレーション)

 

 

 

当時の事はよく覚えていますね、仕事で東京は立川市にある
『伊勢丹』の内装リニューアル工事で電気照明の取付電気工事をしている日でした。
(当時は電気工事士のルーキーとして働いていた。)

 

 

 

とても忙しい寝る間もないような怒涛の夏でしたが、
会社の先輩と二人で工事の進捗具合を見ながら
新宿、府中(現在は閉店)、立川の『伊勢丹』を
ひたすら移動しながら仕事をしていた。

 

丁度珍しく昼間に昼食を取れるぐらいの時間があったので、
先輩と二人で立川の伊勢丹の近くにある日本蕎麦屋さんに行きました。

ちなみに僕は幼少期から油粘土のような灰色をした蕎麦という麺が好きになれず、
見た目から嫌い、食べても味が嫌いという事で、大の蕎麦嫌いです。

 

幼少期にカップ麺の蕎麦を食べて速攻で吐いた思い出を最後に食していません。
もちろん年越し蕎麦も食べた事はありません。
僕だけ『年越しうどん』です。

そんな淡いエピソードを思い出しながら、先輩から

 

先輩『うまそうな蕎麦屋あるからそこにしようか!』

 


僕『そうですね、僕蕎麦嫌いですけどね、10割そばって食べた事ないんで一度食べたら好きになるかもですな!』

とスーパーポジティブチャレンジャーとなっていた19歳の僕は
『10割そば』に心して挑む事にしました。
過去からの因縁とおさらばです。

そば以外のものは全く好き嫌いないので、この蕎麦を倒せればコンプリートです!

そんな事で、早速そば茶と10割そばが現れましたッ!

さて、恐る恐るひとくち。






人生初の十割蕎麦が19歳の若者を襲うッ!?
ん?

おや?

??食えるぞ?もっとこう粘土っぽい雰囲気だったはずだが、
10割蕎麦ってこんなにサラッとしているのか。

スゲェな10割。
高級なだけあるじゃないか!!

 

という事で、なんだか食えてしまったので、
まぁ10割そばなら倒せる事がわかり、
そば茶もおかわりするぐらいガブ飲みしてお店を後にしたのです。

 

そして、軽く休憩してから午後の仕事の続きに取り掛かると。

ん???

なんか、全身のあちこちが痒いぞ?

おかしい。なぜだか頭皮や耳裏まで猛烈に痒くなってきた。

ふくらはぎ、太もも、脇腹、首回り、もう痒くて仕方ない!!

『どうなっちまったんだ?オラの身体!』
と孫悟空がセルゲーム前に心臓病を患った時に発したセリフが脳裏によぎる。

脚立に登って照明器具を取り付けていると段々、痒さで集中力がなくなってくるのと、
時間が経過するに従いさらには、皮膚が全体的に硬くなってきた。

 

硬くなったと同時に鳥肌状態。
痒くて掻いているうちに皮膚の変化により一層、

『なんじゃこりゃあ?!』状態。

そして、バランス感覚がなくなってきて、いよいよ脚立に登っていられない状態になる。
とりあえず降りよう。
すると続いて視界がキラキラと輝き始めた。

 

世界ってこんなに美しかったのか?!と思うぐらいに
内装リニューアル中の伊勢丹内の工事風景が
キラッキラッしていて輝きまくっている!!

 






これが死ぬ前の最後の景色?
そんなのダメだ!つまらなすぎる!

 

そこから程なくして、視界が紫色のフィルターや虹色のフィルターをかけたように
グワングワンと歪んで捻れてきたので、そこで様々な要因からして、
その原因はあの『そば』にしかないだろうと推察ッ!

 

 

そうか!?
俺はそばアレルギーなのか!
しまった!
そば茶までガブ飲みしちまったぜ!

 

 

どうする?
食してから丁度1時間。
俺の身体はあと何時間持つ??

 

消化吸収し始めた頃合いか、これ以上消化吸収されては命はないな。
次はどんな症状が襲ってくるのか。

とりあえずまだ消化されてない、胃袋に残っている分だけ急いで吐き出そう!
セルが18号を吐き出した時を思い出せ!SHOW!

 

すると、ついには膝に力が入らなくなり、膝からその場で崩れ落ちた。

 

肺もおかしい、息が吸えない?まるで喘息の発作のようだ。
外装ボディーだけでなく、内臓もか?

なんだトォーぉォオ??!クソがぁー鉛のように身体が重い!
俺の身体じゃないみたいだ。

 

 

気分上々で、休憩時間より先に作業に取り掛かっていた俺以外は
この工事現場内には誰もいない!

助けは呼べない。

先輩も他のフロアの工事区画で作業中だ。

自力でなんとかするしかないか。

マズイな、吐こうにもトイレまでおよそ150mはある。
流石に工事壁を越えれば通常営業中の伊勢丹店内で、
大のオトコが地を這うようにトイレに向かっては事件になる。

 






火事場の馬鹿力とはこうゆうものか?!動け俺の身体!

最後の力を使う。
スパロボでお馴染み、精神コマンド『気合』
シュピーンッ!効果音が聞こえた。これは幻聴か?

動けぇーッ!!俺のボティー!!!

19歳で死ぬわけには行かないんだよぉ!
あと半年弱で成人式なんだぜ!

 

その後すぐには20歳の誕生日なんだから、そこまでは生きねばならぬのだッ!

 

フゥーンッ!!!!!!

 

不思議な事に一瞬、身体が軽くなったのを感じた。
その瞬間に『今しかない!!!』と悟り、
すぐに立ち上がり、伊勢丹の広く美しいトイレへ!!!

走る!
動ける時間にタイムリミットがあるかもしれない。

 

マリオのスター状態のように急にピタッと通常状態に戻ってしまうかもしれないという恐怖がある為、一秒でも早くトイレへという意識以外は全くない。

 

 

そして、バックヤード通路の商品群を駆け抜け、
バックヤードに女性スタッフさん数人、
可愛いアパレル女子とすれ違ったような気もしたが、
声をかけるような余裕もなく、ついに従業員用トイレに辿り着く。

そして、大便トイレへ駆け込んで、鍵を閉めたところで突然意識を失った。

視界の映像としてはトイレの蓋を開けようとした画で終わっている。

 

 






ここまでか。19年の人生の幕引きがそばとは無念だ。

 

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・・ん?

 

目覚めたのは、もちろん大便トイレの中だった。
便器脇に倒れて寝ている状態。

目を覚ましたら目の前に便器とはショッキングだ。

すぐに携帯電話で時間を確認。
13時頃にトイレに向かったはずだが、今の時間は16時半。
3時間半も意識を失っていたのか。
おそるべし『10割そば&そば茶』

当時の体重72kg、身長183cmの大のオトコを3時間半も
ノックアウトするパワーを持っているとは。
やるじゃないか、そば。
2度と貴様を食うものか。

痒かった全身はなんともなく、硬直して鳥肌状態の皮膚も通常、余裕で立ち上がれる。

通常営業状態に身体は復活していた。

超睡眠負債状態だったのもあり、3時間半も眠れたのは久しく、
とてもスッキリした気分だ。

むしろパワーがみなぎってきた。
今だったら空も飛べる気がする。
(脳裏にスピッツの名曲が流れる)

サイヤ人のように死にかけた後にパワーアップする感覚だと直感した!
悟空やベジータが段違いに強くなっていったシーンが脳裏に過ぎる。

 






寝不足とそばアレルギーのコラボのなせる技。

 

時間を確認したついでに着信履歴も確認してみると、
先輩からの猛烈な着信が残っていた。

それもそうだ、取り付ける為に準備していた照明器具が残されたままに
失踪していたのだ。
どこにいったかも検討がつかないバックヤードのトイレ。

 

 

何事もなかったかのようにシレッと工事現場に戻ると先輩がいて案の定、

 

『SHOW!どこ行ってたんだよ!次は夜から新宿なんだからこれ終わらせないと間に合わないぞ!』

 

という話になったので、

 

『ちょっと昼間のそばにより、身体がダメージを受けて、トイレの床で意識を失って寝てましたわ!すまんです!でも大丈夫、パワーアップして戻ったんで3倍のスピードですぐに終わりますよ。』

 

すると、

 

『おいおい、マジかよ!?それってそばアレルギーだろ?!ちょっと病院行ってみてもらった方がいいよ!この後、また何があるかわからないだろ。こっちは俺が終わらせるから今日はもう帰って病院行ってこい。』

 

と気を使われてしまったので、

 

『いや、もうそばの力は身体が無害化したようです。奴は抑え込みましたので、これ以上のそばを摂取しなければモウマンタイです!さて、仕事片付けましょうか!3時間半も眠ったんで超回復してますから。』

 

とその後、そのまま翌日の昼間まで仕事をしたが全く問題なかった。

 






そばアレルギー診断を受けたら医者の放つ名言がステキ!

 

念の為に、次の休日の夏の終わりに内科を受診して、
血液採取してもらいアレルギー検査を受けてみる。

 

10段階評価中、レベル3とかで、なんだ全然大した事ないじゃない。
そば粉の量が多い10割そばが悪かったらしい。
その辺の安いそばならここまでの症状にはならないようだ。
医者によれば、症状的には危ない状態だったかもしれないというので、

 

 

『まぁ運が良かった。そのまま発作になって呼吸困難になっていたかもしれないから、
今度からはそばは食べないで。さらにアレルギー反応があるかもしれない。』

そんな事を言われちゃうと、

『いやいや10割そばを食す前の僕より、
今の僕はさらに強くなってるはずなんで、
もう20割そばとかじゃないと
俺にダメージを与えるのは無理だと思ってるんですが、どうです?』

 

と聞いてみたら、医者が

 

 

『そば食って死にたいか。そば食わないで生き延びたいか。どっちが良い?もともとそばは嫌いだったようだし、このままそばと関わらない人生もあると思うよ。』

 

 

となんともカッコイイ言葉に感激し、

 

 

『ですね、そばで死ぬのはダサいので違う死に様を選びますよ!
死んでたかもしれないって事は、この先はボーナスステージですからね!
すでに無い命だと思って楽しみます!ありがとうございました!』

 

 

と病院を後にした。

 






明日人生が終わると思ったら、人は今そこで何をするか?

 

もちろん、その後10年経った今、そばは食べていない。
うどん屋で、そばと一緒に茹でたとかのレベルではノーダメージである。
食品の原料表示に『原料や製造工程内にそばを含む』というのも
大した量じゃないので無力化できる。

 

 

その後、ちゃんと成人もでき、20歳も迎え、より楽しい10年を過ごした。

 

あの時に死んでいれば、24歳で結婚して起業して、26歳で息子が生まれ、
今年は娘が生まれという経験自体できなかっただろう。

 

経ったの3650日程度かもしれないが、とても刺激的な毎日だ。
つまらない、面白くない日はただの1日たりとも存在しない。

 

ボーナスステージであるからこそ、いつ死んでも後悔のない己の人生を生きられる。
誰かの目を気にして、他人からの評価を気にして生きるのが、
バカらしくなるものである。
僕の19歳と言えば、何度か死にそうになった内の一つがこの

『立川・伊勢丹そば事件』

である。

 






急に死ぬ事になるのなら、いつそうなっても良い悔いのないように。

 

人間はいつか死ぬものだが、早いか遅いかだけだ。

もともと、小児喘息持ちで身体が弱く、ろくに運動もできなかった幼少期、
小学校時代からすれば、16〜18歳の高校時代にだいぶ良い感じのボディーに
仕上がってきたので、

『さぁ、ここからフリーダムだッ!SHOW行きまーす!』

と思っていた矢先の19歳の出来事にまさかと思ったが。

 

人生がいつ終わるかは誰も予想はできない。

 

突然の災害や事故などで準備なく死ぬこともあるだろう。

人間関係のもつれにより、刺し殺されたりする事もあるだろう。
当時19歳の俺からすると、この女性に殺されるパターンが一番濃厚だったので、
まさか、そば如きにと若干焦ったものだ。

 

 


どうせなら女性に恨まれて刺された方がまだ

 

『そうか、やっぱりオマエだったのか。フッ。すまなかったな。グフッ!』

 

とか最期のセリフ吐いて箔がついて眠るように死ねたのにと思ったのだ。

 

ならば、思う存分、恥も外聞も気にせずにやりたいようにやろう。

立派な人間になろうとするとできない事、やれない事が増える。

 

皮肉なものだ、ゼロサムゲームのように何かを捨てなければ、
欲しいものが手に入らない環境に身を置くのは意味がない。

 

手に入れるなら半端なことせず、全部手に入れるか、
綺麗さっぱりつまらん人間関係ごと捨ててしまって、
独自の世界観のもと、己による絶対評価の元に生きれば良い。

 






なんとなくで保守に回るな。
それは世界をつまらなくする。

 

嫌われようと関係ない。人生やった者勝ち。

何もしないで勝者にはなれない。
敗者になる事もあるかもしれないが、
そのリスクをとってチャレンジしなければ勝者になる事もない。

 

 

『宝くじは買わなきゃ絶対に当たらないよ。』
とあまり尊敬できない人生の先輩の口癖であった。

 

ちょっとコレに似ているから癪だが、まぁ何事も誰もやっていない、
もしくは珍しい己の世界観を構築した方が圧倒的に人生を楽しめる側に
なれると確信している。

 

という事で、そばに殺されそうになった男の物語。ここに終幕。

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