みなさん、こんばんはッ!
SHOWです!
昨年、とある限界集落の村長選挙に出馬する動きに出てから
早くももう1年も経つので、当時の様子を客観的&主観的にまとめると同時に、
主にこの選挙システムの不完全さについて考察してみようと思います。
今だから言えるあんな事、こんな事。
必殺技は一番『効果はバツグンだ』になるポイントで使う事で
本当の威力を発揮できるものです。
(初代ポケモンの時はエスパータイプ最強説があったのも、
この効果がバツグンになる決定打なる技がなかったからだもんね。)
さて、それでは当時の新聞記事を見てみましょう。
2016年9月17日『新人・篠木氏と高橋氏が出馬表明 葛尾村長選、説明会に出席』(福島民友)
2016年10月13日『「葛尾村長選」無投票か 13日告示、高橋氏が出馬取りやめ』(福島民友)
他にも『葛尾村長選挙 髙橋翔』などネットで検索して調べると色々出てくるので詳しく何してるか興味ある場合にはワード検索してみると良いですね。
さて、2016年9月16日に福島県の葛尾村という小さな自治体では
『村長選挙立候補予定者説明会』があり、この数日前に前村長が任期を
終えて次期出馬はしないという意思を表示していたので、
次期候補の選挙は新人戦になるコトが想定されていました。
ちょっくら村の話題作りと滅びゆく限界集落の悪しき習慣を破壊する為、
他のやる気のある候補者がどれだけいるのか、
この自治体は生きる気があるのか確認したいなと参加してきたんですね。
当然、誰にも言わずに突如として立候補予定者として朝一番でやる気満々で
乗り込んでみたら、他の候補者はおらず俺一人。
これが地方の首長選挙の実態か。候補者おらず。
たかが立候補予定者の為の説明会に対して報道陣も集まっていたのは
ちょっぴり想定外でしたが、まぁ、こちらも冷やかしではないので
記者会見に突入しても問題ないでしょうという気で参りました。
サクッと説明会で選挙管理委員会から『選挙の手引き』やら『立候補者の届け出書類』などの説明を受ける。
公職選挙法ってのは流石にガチガチのルールがあって、
選挙の手引きをじっくり読み込んでおかないと素人感覚でやっちまったレベルだと
すぐに『髙橋、アウトー』って『笑ってはいけない』風になるので、
説明も真面目風に聞きながら、基本的には選挙対応の自治体職員が
のんべんだらりと音読しているだけなので、
こちらで能動的に選挙の手引きを読み込む事にしました。
すると色々と問題点が出てきます。
この自治体は福島原発事故で放射能汚染されて全住民が避難している
終焉に向かっている自治体で昨年の9月時点では100人も住人が住んで
いなかったんですね、そうすると選挙活動の基本である『街頭演説』するにも
どこでやれと?とか、選挙ハガキを送るにも有権者が避難しちゃってて
今住んでる住所もわからないよね?とかなる訳です。
こっちは当然、後援会などなく、バックボーンなしで戦う気でいますので、
この時点ではマイカーを自分で運転して県内に避難している仮設住宅周りに
街頭演説でもしながらリアルタイムでyoutubeとニコニコ動画で
ライブ配信したり、Twitterで発信したりと考えておりました。
もともと手先は器用なので選挙ポスターからチラシなんてのも全部自分で
デザインすれば良い話で、タスキなんかもやろうと思えば全然自分で作れるしと、
コストは印刷費ぐらいなものです。金をかけた選挙戦などするつもりもありません。
知ってます?選挙看板とかそのあたりの一式をパッケージにして販売するような、
至れり尽くせりの看板屋さんとか、選挙って一つのマーケットがあって、
選挙があると
地域のクリエイティブ関係の業者は儲かるんですよ。笑
俺自身、民主党政権になった時の総選挙の折とか、
選挙事務所立ち上げとか看板製作とか仕事でやってましたが、
看板のサイズとかちょっとでもオーバーするだけでアウトなので本当厳しいんですね。
後援会とかピリピリしてますよ。笑
まぁ、ルール上、有権者の数によるんですが、少なくともこの村の場合には有権者が1000人ぐらいしかいないので、僕の時で120万円ぐらいまでしか選挙費用に使っちゃダメよという上限があったので、どんなに有り余る金があってもそれ以上使うと違反なんで金にモノを言わせる選挙は展開できないのです。
貧乏人でも富裕層でも同じ土俵というのが原則ですね。
あくまで原則で悪い事やっちゃう奴はいるらしいですよ。現ナマバズーカとか。
表に出ないカネだったらわからないから。
選挙管理委員会も抱き込まれてるんじゃないのって。
と言う事で、自分で選挙用の写真を撮影して、
Photoshopで加工してという作業を始めたのが
丁度9月下旬に入った今ぐらいの季節。
この自治体に入り込んで関わるようになってから約3ヶ月という事で、
全く縁もゆかりも知り合いもいない土地ですから、完全にアウェイな訳です。
そもそも福島県出身でもねえし。笑
完全に東京から来た侵略者扱いな訳ですよ。爆笑
まぁ、語弊を恐れず言えば終わったコンテンツを破壊して、新しく作らないと
既存の悪しき習慣なんて残す価値は微塵もありませんからね。
仲良しごっこは誰の為にもならず、むしろ存続させておくだけ税金の無駄ですので、
税金使うだけ価値のある場所に付加価値高めるなど政策転換しないといけないと。
選挙って居住地とか全く関係なく
どこでも出馬できるんよ。
そう。
たとえ、縁もゆかりもなくとも、出身地でも居住地でなくても選挙って出馬できるんですよ。
みんなこれに意外〜♪って反応してくれるんですけどね、
ちょっと調べるとそうゆうものなんです。
出る杭は打たれるのを信じすぎて何もやらかさない若者が増えちゃってるんですかね。
いいじゃないですか、遅かれ早かれ命ある者、死ぬんですからちょっと
ヒットマンに狙われて少し寿命縮めるぐらいなら最後まで暴れて
信念貫いて人生謳歌できた方が楽しいでしょ。
退屈で何も起伏のない人生歩んで泥のように寝てる生き方するぐらいなら
華々しく散れと。
現代の日本なんて、全国見渡せばいくらでも候補者のいない、後継者の育っていない首長選挙や議員選挙があって、
定数割れで無選挙で当選なんてのが多いです。
地方議会なんて定数割れなんで、首都圏でちょっと暇してる若者なんか、
クラウドファンディングで供託金集めるか、アルバイトで頑張って稼げば参戦可能です。
少しネットワークの仲間とか入れば、結構良いエンタメになります。
定数割れでうまく当選すれば議員としての報酬も得られる訳で、
公務員でない限りは仕事を辞める必要もないのでノーリスクで始められます。
フリーランスとか企業の社長だったら、より良い感じですね。
普段は普通に仕事しながら議会がある時だけ議員やってる感じですから。
自己顕示欲も満たせて、そこそこのステータスもあり、キャッシュポイントも増やせるのですから、この先、あちこちの議員選挙は終わってるんでチェックしてみると良いです。
地域の住民からしても下手に名誉職気取ったジジイが議員や首長やってるより余程、
意味のある政策ぶちかましてくれそうだという期待感あったりと『希望』扱いです。
都会では倍率高いですが、田舎では倍率1倍を切っているので
もはや高校受験みたいなノリですよ。笑
俺の母校の工業高校ですら当時、就職氷河期を背景に大学行くより手に職とかで
工業高校の倍率高くて4倍とかになってましたからね、それに比べれば楽勝ですね。
何回かどこかの選挙に出馬すれば当選できる確率ですから。
しかも、もう未来の事なんてどうでも良さげなご老体が身体に鞭打ってんだが
打ってないんだかわからない状態で、まさに生かさず殺さずのギリギリのラインで
自治体を生殺しにしてるので、それゆえに地方は元気もなく、
地方に元気がなければ、地方からエナジードレインしている首都圏も
いずれ元気がなくなり、それは国力の低下に繋がる訳で、
一言で言うと優秀な人間が首長や議員になってないから
今の地方自治体はほとんどオワコンなんだと言う話。