高級車は値段が高いだけあって品質も頑張ってる。
さて、見た目は問題なし。となるとやはり内装や足回り、
肝心の心臓部のエンジンはどうなのよって事なんだけど。
そりゃ買って乗ってみてからのお楽しみだよね。新車のように絶対に不具合なんて許されないなんて期待感とは別で、
どこかは不調であるだろうという予測の元、そんな故障してる部分を探しながら乗りこなして付き合っていくのが中古車ですよ。
わかるかな、これはもうね恋愛と同じです。
新品ばかり求めてても飽きるんです。
中古の方が味があって、クセがあって、うわぁーちょっとこのコ、見た目に反映されてない内面的な欠陥があるけど、
まぁ乗り味も悪くないし車検が切れるまでは乗りますか的な雰囲気でとりあえず期間限定の恋を楽しむのが粋ってもんです。
重要なのは期限がついてる事。
決して車検は更新しないんです。
これはポリシー。
いつかは終わる恋だからこそ、今この一緒にいる時を大切にしようと思うんですわ。
無限に続く悠久の刻を共に過ごすなぞ、それは地獄と言えましょう。
華は散るからこそ美しい。散らない造花では大切にする気も失せてしまう。
という事でこのボルボV70とのお付き合いは2018年末までのリミテッドラブ(限定恋愛)です。
真のカネ持ちは新車を買わない理由。
では、僕がなぜこんなにも中古車を愛しているかと言えば、
それは車は『動産』であり、資産価値が目減りしまくるからです。
フェラーリやポルシェなどのようにリセールバリューが
そうそう落ちないという需要が安定的に担保されていれば、
新品で購入しても全然良い買い物なんだけど、
ほとんどの車両は新車時にはメーカーや販売店の利益がたんまりと乗っかっているので、
実際の車自体の市場価値、現物価値以上の価格で買わされる故に、買った瞬間に中古車屋に売却しても、
既に3割程度はなぜか購入価格と売却価格に差が生まれるんです。
これは解せないですね。
新車を否定している、新車を買えない僻みだと思われるのも癪なので、
一度だけ経験として20歳代のうちに新車を買っておこうという事で、
国産中級車種であるスバル・レヴォーグを新型車として出回り始めて
すぐに360万円で購入しましたが、たかだか2年半。
初回の車検まで半年の時間を余らせた状態、走行距離95,000km。
リセールバリュー126万円という散々な結果だった訳です。
2年半で車両価値が234万円もダウン。
単純に月当たり78,000円を車両費として毎月減損していたのです。
1kmあたり24.63円ずつ価値が無くなっていた事になりますよね。
さらにメンテナンスとして10,000km毎にはエンジンオイル交換もあるし、当然燃料費もかかる訳です。
1km走行させるのに一体どれだけ費用がかかるのだろうと思い計算しました。
すると車の減損費も含めて1kmあたり40円かかっていました。
では88,000円で購入したボルボは一体、何km走れば上記のような新車で購入するよりもメリットがあるのでしょうか。
ちなみにこのボルボ、僕が乗り始めて1ヶ月で既に6,000km以上走行しました。
走り過ぎだろと耳の痛い言葉が聞こえてくるようですが、それは僕にとっての褒め言葉です。
車に乗っているこの個室空間の居心地の良さ、是非とも乗らない人に経験していただきたい!
ネカフェに泊まるぐらいなら車中泊の方がよっぽど安眠できます。
しかもネカフェで生活するより実質安いよ、移動もできるし。風呂は無料温泉とか地方にたくさん。
ボルボの本革シートの寝心地が良過ぎて、購入から1ヶ月で既に8日程度は
ボルボの中で夜を明かす程に、普通に快適に車中泊を楽しんでます。
(幼児と乳児の二児パパである事は内緒です。ほとんど家で寝てません。ってか帰ってません。)